日臨心ルネッサンス・プロジェクト お誘いと案内

これは会員でない人にも開かれています。新しい人との出会いと、新しい学び方の発見、そして現状の着実な修整と変化を狙います。

基本原則を理解していれば、会員は誰でも呼びかけ人や主催者になれるグループ・ワークを目指しています。これまでの集団の実践研究から、私が確信をもって断言できることは、「主催者側に立つことこそが、視点と学びの最大の転換をもたらす」ということですから。

基本は全員参加型で、できるだけ多くの人が主催者になって、さまざまな小さなグループができると、そこに起きるさまざまなポリフォニックな声が響き合って、これまでとは相当に違った学び合いが行われるようになります。

しかし、注意しなくてはいけないことも沢山あります。反想法のワークショップで行っているものとは、いくつか違った条件がありそうです。グループの構成やファシリテーションもかなり重要なことになります。主催者になると、今まで気づかなかったことに気づきますが、うまく行かないこともいろいろ出て来るでしょう。しかし、ミスやエラー失敗からこそはじめて学べることがあり、それこそが大切だという考えで始めます。毎回のプロセスで起きることを振り返り、フィードバックし共有し合って行けばいいのです。

そこで活かすべきヒントはあちこちにありますが、例えば、ハリソン・オーウェンが初めたOST(オープンスペース・テクノロジー)は日本人には貴重なヒントを与えてくれます。これはオープンダイアローグとは別物で、日臨心でも一時期トライしたものですが、ミーティングについての考え方を大きく変えるものです(これに関しては、近いうちに改めて説明したいと考えています)。

★ ケネス・ガーゲン+メアリー・ガーゲン『現実はいつも対話から生まれるーー社会構成主義入門』ディスカヴァー・トゥエンティ・ワンを読むことから始めました。この小さな書物は、どこからでも読めるところがあり、読むやすい文章で書かれていますが、内容的にはこれまでの発想の大転換が目指されている、素晴らしい本です。 螺旋的に進めて行きますので、途中からでもいくらでも入れるように工夫します。 それはどのように可能なのか?うまく行かない場合はどうしてか?これらも一緒に考えて行きたいと思っています。

以上のことに関して、質問や提案がある人は、遠慮なくどうぞ。少しでも興味が出て来た人もすぐに連絡ください。

我らが日臨心ルネッサンス・プロジェクト

1なぜ?どのように?

黒死病の後にルネッサンスが始まったように、日臨心はこの危機と苦悩の後に、新しく再生します。

2なにを?

1)ルネッサンス・フォーラム

新しい試みと実践を語り合う場。全ての人に開かれた交流の場。

これは既に9月から始まり、これまでに8回行いました。話題は実に多岐に渡り、日臨心を昔から担って来た方からと新しく入って来た仲間から、これまでの活動や今現在の関心などについて話してもらい、それに対して参加者がそれぞれの反想や質問を出しながら行う講演会とは違った会が持てました。これまでに出た話題としては、日臨心の学会改革と歴史、コミュニティ・ケア、臨床心理の専門教育(日本とアメリカの違い)ヒアリング・ヴォイシーズ、カルトと脱カルト問題、日本のフェミニスト・カウンセリング、オープンダイアローグ、リフレクティングの実践、地域の中での未来語りの実践、などなどでした(話題提供者:羽下大信、向後善之、佐藤和喜雄、小林耕治 井上摩耶子、小畑章、藪本有理の皆さん)。

この8回で第1期は終了して、現在はもう一つの柱である理論的学習にも繋ごうと別のグループワークをWeb を使って初めています。

それが次のものです。

2)模索研究読書会(仮称)

書物や雑誌・ネットの重要な記事を読みながら、理論的学習も進めるグループです。 新しい日臨心のために一つの重要な柱として置かれたオープンダイアローグの精神と反想法(リフレクティング)の実践、ナラティヴ・プラクティス、それらの背後にあるポストモダンの思想などを学んで、日常の生活の中で発想や実践を変えて行くためのグループワークとしての読書会です。

「読書」と言うと、部屋に閉じこもって一人静かに勉強するか、順番が回って来る輪読会を想像しますが、ここで目指すのは、それを根底から変えて、対話と反想を応用し、実践と日常の生活に活かすための知的なグループワークです。そして、学び方そのものを大きく見直し、今の自分に合ったものにして行こうとすることです。それは能動対話的 反想読書ADRR(Active Dialogical Reflective Reading)の展開です。

日臨心主催ですが会員でなくとも参加できます。周りに興味を持つ人がいたら声をかけてあげて下さい。

日臨心ルネッサンス・プロジェクトの提案

今期の運営委員会は危機を好機に転換すべしと、日臨心ルネッサンスを掲げて発足しました。日臨心の原点に戻りながら、そこにあった初めの熱いエネルギーと理念を今に活かして、現在の大きな難題と課題にいかに対応できるかを考えたい、と。今や全く新しい危機も加わりました。考えているだけではだめなので、実際にさまざまな試みをします。 そのための 2つの提案です。

1)オンライン・フォーラムへのお誘い

コロナ禍の下で、日臨心の活動もオンラインを使って新しい展開を目指そうとしています。みなさんも今では、お仕事の関係やなんらかの形でオンラインを使っている人も多いでしょう。各自の体験も 話し合いながら、集団と社会、言葉とコミュニケーション、そして人間と自然の関係などについて考え、 対人援助・支援や「臨床心理」について話し合いたいと思います。他では話しにくいこともできるだけ 自由に、そして根底的な問いかけをしながらです。

現在のコロナ禍は、そう簡単には終わらないでしょうし、これは、人間関係やグループのあり方や コミュニケーションとコミュニティについての基本的な考え方にも大きな影響を与え続けて行くに違い ません。オンラインでのミーティングは日臨心にとって生き延びるために不可欠のことですが、同時に、 上で言った「危機を好機に転換する」ためのティッピング・ポイントを生み出すことになるのではと思っています。

みなさんの現在のネット使用状況や ICT 環境を次のアドレスにお知らせください。なにをどう伝え たらいいのかわからない方は、まずはこの一文を読んだことをお伝えくださるだけでも結構です。 もし、関心ある領域やテーマをいくつでも書いてお知らせくだされば、その後のグループ作りにも役に 立ちます。以下にテーマの一部を分類せずに、羅列・例示しておきます。

«例»
差別と偏見、優生思想、精神障害と脱病院化、児童虐待とネグレクト、トラウマ 嗜癖・依存症、社会的引 きこもり、発達障害、自殺予防や遺族ケア、不登校・学校問題、いじめ、犯罪被害者支援、当事者研究、 被災者支援、性的マイノリティ、ジェンダーとフェミニズム、宗教とカルト問題、スピリチュアリティ、 ヒアリング・ヴォイシズ、芸術療法、グループワークと集団力動、精神分析、ナラティブプラクティス家 族療法、認知行動療法、キャリア形成、ドラマとパフォーマンス、心理療法の諸技法、公認心理師と資格 問題、コミュニティケア、オープンダイアローグ、反想法

2)オープンダイアローグと反想法に関する「研究・模索グループ」の立ち上げ

3年ほど前から日臨心を支える重要な柱の一つとして、オープンダイアローグと反想法を大会のメイ ンテーマとして取り入れるなど、さまざまな展開をしてきました。それらを実際のさまざまな場面で 応用して行くためには、その基礎と背景やコンテキストを知ることが大切です。そのためには理論的な 研究が不可欠ですし、そのためのスモール・グループを作りましょうという呼びかけです。そうしたこと は集団でやるのが圧倒的に有利ですから。対話を使っての読書会もしたいと考えています。

nrs.plus@tg.commufa.jp にすぐに一言を!新しい窓を一緒に開きましょう!

終戦から 75 年目の 8 月 日臨心運営委員長 滝野功久(いさく)

第6回の模索研究読者会のお知らせ

☆これは日本臨床心理学会が主催するルネッサンス・プロジェクトの一環の催しで、 広く一般の人に開かれたものです。

ガーゲンの『現実はいつも対話から生まれる』を最初から最後まで読む
――テーマごとの小グループで集まり、対話反想法を生かしたグループワークを楽しむ

さまざまな対人支援や援助はもちろん、地域や職場のイノヴェーション、紛争解決や平和運動まで、 実に広く応用できる実践哲学と言っていい社会構成主義の基礎理論を学ぼうという集まりです。
これまで、既に5回に渡って、読み反想し、話し合い、それを共有してきました。その中で、次々と新しく探求し、 また試みたいことも出てきました。今回は、新しい工夫を入れながら、この本を初めからもう一度、 読み直してみようということです。

「社会構成主義入門」という副題のあるケネス&メアリー・ガーゲンのこの小さな書物、読みやすく、 どこから入っても、行きつ戻りつをしながら、未知のドアに気づいたり、新たな理解を得られたりできるように、 実に面白い形につくられています。全く初めて参加の人にも、独りで読むのとは違う興味深い出会いとともに、 新しい窓が開くのではないかと思います。

今回はテーマによってグループを分けて、できるだけ長い時間をとってグループで話すようにしますので、 それ相当の工夫と予めの準備が大切になります。ハリソン・オーウェンが始めたOST(オープン・スペース・テクノロジー)を 取り入れて行います。このOSTに関しては、あらかじめの解説を行いますので、今なにも知らないでも、十分参加できます。 但し、できる限り早く申し込んでください。

日 時
  • 8月1日(日)18時から(OSTに関するレクチャーは16時から開始)
  • また一定の希望者があれば、これに加えて、別の日時(7/31など)の追加もあり)
  • 懇親・交流会 21時~自由参加 ※たとえば小グループが長引いたら、 小グループ終了後自由参加
テーマ

当日出されたテーマの中から選べ、グループもその時に選ぶことができる。
また、自分から呼びかけてテーマを作って行くこともできる。
テーマによってグループを分けて、できるだけ長い時間をとってグループで話す。
OST(オープン・スペース・テクノロジー)を取り入れる。
★テーマを先に募集します ➡ 先出しテーマの一次締め切り:7月20日

ファシリテータ テーマごとに集まったグループのなかで決める
総合司会 功久(いさく)
参加費 無料
定員 約30名
受付 / 問い合わせ nrs.plus@tg.commufa.jp 今すぐからOKです。

第5回の模索研究読者会のお知らせ

人類史に残るコロナ禍で、全世界の人々の意識も生活の仕方も変化して来ています。 悪いことばかりではありません。いいことの一つに、未知の危機との遭遇や長く 続く巣篭もりから、人々の読書時間が相当に増えているということがあります。 さらに、本の読み方も、これまでとは違った工夫がなされるようになっています。 前回の学会で取り上げた「ABD読書法」の広がりがすでにありましたし、その他 にも実にたくさんの提案があります。また最近、読書に関しては、何をどう読む べきかなどなど、実に多くの本が次々と出てきています。

そうしたことを受けて、私も対話と反想法とグループワークを応用した読書法を 考えました。それを皆さんと一緒にやってはと思うのです。

既に古典にもなっていることに関しても、最新の研究に関しても、自分一人では 読むことも難しかったり、始めてもなかなか続きません。しかし、みんなで話し 合いながら読めば、難しい本でも意外と容易に楽に読み通せて、びっくりすることが よくあるのです。

ただし、これまでの輪読会のようなものではなく、そこに反想法とグループダイナミックスが応用されます。

  1. 適切に選ばれた本・記事・論文
  2. 企画立案をして、グループ構成をするためのコーディネータ
  3. グループでの学びのための司会進行を兼ねたファシリテータ
  4. 場所やネット環境を整える人

グループをいくつか作り、参加者は自分に合うのグループに入る。

全員で書物か論文かを全部あるいは部分的に読み、そこで理解したこと、自分の中に出て来ることを反想し合い、 それを共有化します。

誤読・誤解は指摘されるべきですし、批判的な読みもOKですが、議論と論破が メインにならないように、全体で支え合います。そこではファシリテータの役割が重要に なりますが、そこでもトライ・アンド・エラーを大切にします。

ここのやり方で注意すべきことは、これは「研修」とは違うということです。 専門家の養成や体系性と効率性を考えると「研修」の意義もあるでしょうが、 一方では参加者を受身にさせ、他方で評価と競争が入って来てしまう研修スタイルに 陥ることには、大いに警戒しなくてはなりません。

ここでは、各人が学びの主体者・主人公になるということを第一におきます。 そのために素材の適切な選択やグループ構成の工夫が不可欠です。

誰かが何かを提供してくれるのを待つだけでは、本当に面白いことは何も始まり ません。しかし、こう言われても、すぐに何をどうしますと言えないのも当然でしょう。 そこで、とりあえず、こちらから最初の試みとして、以下のことを提案します。

次のテーマについて、基本文献か最新の研究事項などを読むグループを作ります。

  1. 社会構成主義の基礎:ガーゲン著作を読む
    • 『関係から始まる--社会構成主義が開く人間観』
    • 『現実はいつも対話から生まれる』
  2. トラウマの研究:J.ハーマン、中井久夫 あるいは小西聖子や宮地尚子のものから始める
  3. 当事者研究:熊谷晋一郎編『当事者研究と専門知』 石原孝二『当事者研究の研究』などなど

★実は、文字だけに関わる読書とは別に、体も使う「遊び」やパフォーマンス を大切にするもので、上のグループとは全く別なアプローチに関することを調べ て試みるグループもあれば、と思っています。そこでの大きなテーマは遊びplayがもつ力です。

★当分はオンラインでやることになりますが、zoomなどができない人、苦手な 人もいるでしょうから、メールや音声だけのグループもできないかとも考えてい ます。

以上の提案に関心がある方、参加してみたい人、グループをつくったり、 ファシリテートしたり、その他のスタッフ側の役割が取れると思う人、質問があ る方、他にも提案がある方、どんな一言でも結構です。このメールに応答する形で結構 ですので、声をお寄せください。

日臨心ルネッサンス・プロジェクト代表 滝野功久(いさく)

追伸:

― 最近「スタッフになってもいいか」という人達が自由に集まるzoom meetingで、 この会の特別なあり方とその展開について話をし合いました。 だれもが主催者側になりえること、それこそが認識の大転換を引き起こすということです。

― また、この会、学会という特別な組織に限られたものではなく、 外に開かれたものであることがもっと知られてもいいということも話になりました。 それは、日臨心の新しい柱の一つであるオープンダイアローグの精神、 集まって来る人々の多様性と対等性を大切にしたいということにつながります。

日時 6月27日(日)19時から(2時間程度を予定)
その後、自由参加の「懇親・交流会」が続くこともあり
テーマ K.&M.ガーゲン『現実はいつも対話から生まれる
――社会構成主義入門』を最後まで読む。
発言者 募集中
ファシリテータ 徳次郎こと向後義之
総合司会 功久(いさく)
技術サポート 望月
参加費 無料
定員 20 名程度(10 名までは先着順)
受付 今からすぐ。簡単な自己紹介をつけて、 nrs.plus@tg.commufa.jp に申し込んでください。

★最後の第5章を中心にしますが、もっとも歯ごたえがあって、未消化の部分が 残っている4章も扱います。また、最終章は、最初の1、2章に戻らせます。 関心あるテーマによって、いつくかのグループに分かれて、話し合いをします。

★対話反想法を活かしながらの読書(Active Dialogical Reflective Reading を略してADRRと呼んでいます)と、 グループワークに関しては、その考え方とやり方を、当日に最初に少し説明しますが、その一部は以下のようです。

  • ― 読書を全員参加型のグループワークと考えて行う
  • ― 書かれていることの理解だけではなく、そこからの反想を大切にする(但し、自分の問題を話す場ではない)
  • ― 解らないところを大切にする。質問が出来るだけで、素晴らしいと考える
  • ― フィードバック/振り返りとシャアリング/共有化を重視
  • ― 競争より、むしろ協力・協働を!
  • ― 会のやり方についても、絶えず改善・刷新を続けながらやる
    • (やり方についての提案があれば、遠慮なく言えるグループとする。
    • 但し、自分の希望はグループに受け入れられないことも大いにあり)
  • ― 続けて行う場合、グループのメンバーは次々に変わることは通常であり、望ましいと考える

第4回の模索研究読者会のお知らせ

全ての人に開かれた「模索研究読書会」について

この会、学会という特別な組織に限られたものではなく、外に開かれたものです。 これは、日臨心の新しい柱の一つであるオープンダイアローグの精神、集まって来る 人々の多様性と対等性を大切にしたいということにつながります。

本の読み方も、これまでとは違った工夫がなされるようになっています。前回の学会で取り上げた 「ABD 読書法」の広がりがすでにありましたし、その他にも実にたくさんの提案があります。つい最 近では『読書革命』という本も出ていました。

そうしたことを受けて、対話と反想法とグループワークを応用した読書法を考えました。それを皆さ んと一緒にやってはと思うのです。

既に古典にもなっていることに関しても、最新の研究に関しても、自分一人では読むことも難しかっ たり、始めてもなかなか続きません。しかし、みんなで話し合いながら読めば、難しい本でも意外と 容易に楽に読み通せて、びっくりすることがよくあるのです。

ただし、これまでの輪読会のようなものではなく、そこに反想法とグループダイナミックスが応用さ れます。

必要なことには以下のことが含まれます。

  1. 適切に選ばれた本・記事・論文
  2. 企画立案をして、グループ構成をするためのコーディネータ
  3. グループでの学びのための司会進行を兼ねたファシリテータ
  4. 場所やネット環境を整える人

グループをいくつか作り、参加者は自分に合うグループに入る。 全員で書物か論文かを全部あるいは部分的に読み、そこで理解したこと、自分の中に出て来ることを 反想し合い、それを共有化します。

誤読・誤解は指摘されるべきですし、批判的な読みも OK ですが、議論と論破がメインにならないよ うに、全体で支え合います。そこではファシリテータの役割が重要になりますが、そこでもトライ・ アンド・エラーを大切にします。

ここのやり方で注意すべきことは、これは「研修」とは違うということです。専門家の養成や体系性 と効率性を考えると「研修」の意義もあるでしょうが、一方では参加者を受身にさせ、他方で評価と 競争が入って来てしまう研修スタイルに陥ることには、大いに警戒しなくてはなりません。

ここでは、各人が学びの主体者・主人公になるということを第一におきます。そのために 素材の適切な選択やグループ構成の工夫が不可欠です。

誰かが何かを提供してくれるのを待つだけでは、本当に面白いことは何も始まりません。 しかし、こう言われても、すぐに何をどうしますと言えないのも当然でしょう。 そこで、とりあえず、こちらから最初の試みとして、以下のことを提案します。

次のテーマについて、基本文献か最新の研究事項などを読むグループを作ります。

  1. 社会構成主義の基礎:ガーゲン著作を読む
    • 『関係から始まる--社会構成主義が開く人間観』
    • 『現実はいつも対話から生まれる』
  2. トラウマの研究:J.ハーマン、中井久夫 あるいは小西聖子や宮地尚子のものから始める
  3. 当事者研究:熊谷晋一郎編『当事者研究と専門知』 石原孝二『当事者研究の研究』などなど

★ 実は、文字だけに関わる読書とは別に、体も使う「遊び」やパフォーマンスを大切にするもので、 上のグループとは全く別なアプローチに関することを調べて試みるグループもあれば、と思っていま す。そこでの大きなテーマは遊び play がもつ力です。

★ 当分はオンラインでやることになりますが、zoom などができない人、苦手な人もいるでしょう から、メールや音声だけのグループもできないかとも考えています。

以上の提案に関心がある方、参加してみたい人、グループをつくったり、ファシリテートしたり、そ の他のスタッフ側の役割が取れると思う人、質問がある方、他にも提案がある方、どんな一言でも結 構です。このメールに応答する形で結構ですので、声をお寄せください。

最近あらゆるところで「対話」の重要性が語られていますが、 その実践と実際は容易ではなく、障碍と困難に溢れています。対する簡単なマニュアルはありません。

むしろ、日常的な実践のなかでの工夫はもちろんですが、持続できる「対話」の背後にあり、 基礎にもなっている「社会構成主義」などをしっかり学んで行くことがいいのではないか、 と最近強く思います。

そんなことを考えながら、グループワークとして「模索研究読書会」なるものを立ち上げました。 「反想法=リフレクティング」を活用しながら、《読む・話し合う・試みる》を大切にする実践的な グループワークです。

日臨心ルネッサンス・プロジェクト代表 滝野功久(いさく)
日時 5月22日(土)18時半から(2時間程度を予定)
その後、自由参加の「懇親・交流会」の可能性大いにあり
テーマ K.&M.ガーゲン『現実はいつも対話から生まれる』を読む(1、2、3章、特に第4章)
発言者 募集中
ファシリテータ 徳次郎こと向後義之
総合司会 功久(いさく)
参加費 無料
定員 15 名程度(10 名までは先着順)
申し込み 簡単な自己紹介をつけて、nrs.plus@tg.commufa.jp に今すぐ申し込んでください。

★これまでにすでに 3 回行いましたが、毎回独自な動きがあって、なかなか面白いものです。これまでの会に付け加えた一言があります。 「初めての人、歓迎。あらかじめ伝えてくだされば、ガーゲンのことや社会構成主義のことを全く知らずとも、参加可能です。そのための工夫をします」です。 これを今回も維持したいと考えています。

日臨心ルネッサンス・フォーラム#7

地域・組織でDialogueの活用を目指す~オープンダイアローグとの出会いから~

(以下は12月にお知らせしたものをほぼ同じものですが、内容に関しては、前回の予告編の後の展開を踏まえてさらに充実すべく、修整があるかもしれません。)

日時

1月23日(土曜日)19時から約2時間

話題提供

小畑あきら(おばっちゃん@京都 本職は写真動画屋)

聞き手

梅まめ(梅下節瑠)

申し込み

今回のフォーラムに何を期待しているかを含めた簡単な自己紹介を書き添えてnrs.plus@tg.commufa.jpに申し込んでください。

★受付が完了した方には、新年明けてから、このフォーラムの詳細と反想法に関しての案内をお送りします。

小畑あきらは、動画でのインタビュアーの経験からオープンダイアローグに出会い、「対話」が精神医療を越えて極めて重要なことに気づかされました。 反想法(リフレクティング)も活かした対話が社会一般に広まることを願い、いろいろな活動をしています。

対話の必要性を訴え、スキル向上を推奨するなかで、福祉関係の資格がるわけでもなく専門家でもないのですが、福祉施設で働く職員さんに向けて 「対話の研修」の講師を依頼されるまでになりました。現在は、コロナ禍のお陰で(?)就労支援・B型事業所での非常勤の職員しています。

福祉だけに限りませんが、現場でどのようにすればDialogueが根付くか、生きる上で「対話」がどのような力にどのような力になり得るかなどを、 人との関係性の中で共に考えながら、日々新たに多方面へ働きかけています。

★今回は対人援助の専門家でない人が多くいらっしゃることを期待しています。参加の条件も緩やかにしてもいいと思っていますので、事情がある方は連絡してください。

日臨心ルネッサンスフォーラム#6

地域・組織でDialogueの活用を目指す~オープンダイアローグとの出会いから~

日時 12月20日(日曜日)14時から2時間程度
話題提供 小畑あきら(おばっちゃん@京都 本職は写真動画屋)
聞き手 梅まめ(梅下節瑠)

小畑あきらは、動画でのインタビュアーの経験からオープンダイアローグに出会い、「対話」が精神医療を越えて極めて重要なことに気づかされました。 反想法(リフレクティング)も活かした対話が社会一般に広まることを願い、いろいろな活動をしています。

対話の必要性を訴え、スキル向上を推奨するなかで、福祉関係の資格があるわけでもなく専門家でもないのですが、福祉施設で働く職員さんに向けて「対話の研修」の講師を依頼されるまでになりました。現在は、コロナ禍のお陰で (?)就労支援・B型事業所での非常勤の職員しています。

福祉だけに限りませんが、現場でどのようにすればDialogueが根付くか、 生きる上で「対話」がどのような力にどのような力になり得るかなどを、人との関係性 の中で共に考えながら、日々新たに多方面へ働きかけています。

参加条件

日臨心会員が優先ですが、話題に関心のある方ならば、歓迎します。お互い顔を見せ合っての参加です。途中参加・途中退出は基本的になしです。

また、このフォーラム、毎回参加者からの「振り返り」のシェアが 素晴らしいことが多く、その後にアンケートに答えていだたいたり、グループの学習となる フィードバックを出していただいたりをお願いしています(これは基本は任意で強制ではありません)。

定員

「約20名:先着10名、その後は多様性などを考慮してこちらで選択させてもらいます」と、これまではしていましたが、今回は、もう少し多くなってもいいの ではと考えています。日臨心主催と言っても、元々このフォーラムはすべての人に開かれているものです。

今回はさらに対人援助の専門家でない人が多くいらっしゃることを期待しています。参加の条件も緩やかにしてもいいと思っていますので、事情がある方は 連絡してください。

申し込み

今回のフォーラムに何を期待しているかを含めた簡単な自己紹介を 書き添えてnrs.plus@tg.commufa.jpに申し込んでください。

受け付け

これから即、開始。

  • 受付が完了した方には、このフォーラムの詳細と反想法に関しての案内をお送りします。
  • 参加費:無料
  • コーディネータ/総合司会:日臨心ルネッサンス・プロジェクト代表 滝野功久(いさく)
  • 技術サポート:望月

日臨心ルネッサンス・フォーラム#5のお知らせ

- 被害者と共に語るフェミニストカウンセリング実践 -
~~~ジェンダー格差社会における物語の書き換え~~~

  • 話題提供:井上摩耶子(ウイメンズカウンセリング京都)
  • 聞き手:竹之下雅代(ぱきたっけ)

井上摩耶子さんは、長年日臨心の会員であり、障害児の臨床を経て約30年前から日本におけるフェミニストカウンセリングの礎を築いて来られました。フェミニストカウンセリングといっても馴染みが薄いことと思いますが、悩みを抱える人の個人的な問題を解決するという従来の心理学の視点に対抗して、社会的問題の変革とともに相談者をエンパワーメントする実践です。井上さんは特に物語ることを大切にして来られました。当日は、性暴力被害者支援の取り組みの一端である裁判支援を中心に過去現在、そして未来の話も聞かせていただこうと思っています。(竹之下雅代による紹介)

日時 11月29日(日)午後14時から2時間ほど
参加条件 日臨心会員が優先ですが、話題に関心のある方ならば、どなたでも申し込めます。お互い顔を見せ合っての参加です。途中参加・途中退出は基本的になしです。 このフォーラム、毎回参加者からの「振り返り」のシェアが素晴らしいことが 多く、後でアンケートに答えていただいたりグループの学習となるフィード バックを出したりをお願いしています(基本は任意で強制ではありません)。
定員 約20名:(先着10名、その後は多様性などを考慮してこちらで選択させてもらいます。)
申し込み 今回のフォーラムに何を期待しているかを含めた簡単な自己紹介を入れて、nrs.plus@tg.commufa.jp に申し込んでください。
参加費 無料
  • コーディネータ / 総合司会:功久(いさく)
  • 技術サポート:望月

ニュースレターなどでお知らせしましたように、日臨心も他の団体と同じくコロナ禍で現在大変な危機状態にあります。しかし、それをむしろ好機と考え、昨年から始まった新体制が唱える日臨心ルネッサンスに生かしたいと考えています。

その具体的な動きの一つとして、少し前からはルネサンス・フォーラムをオンライン(zoom meeting)で開始していますが、非常に興味深い展開が始まっています。

今回参加できなくとも、この日臨心の新しい運動と言っていい動きに関心のある方は、ぜひ一言を送ってください。

日臨心 運営委員長 滝野功久(いさく)